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益子家 南北朝の時代、薩多峠の戦いで清党の芳賀高名と共に、絶体絶命の足利尊氏に味方し、激戦の末足利尊氏に勝利をもたらす。だが、その合戦で益子家はほとんどの勇士を失い、室町以後衰退してしまう。 室町後期から戦国時代に至るまで、益子家の系図は明確でなくなる。史料がいくつか存在するが、説が二つに分かれてしまっている。 系図には同一人物も存在し、しかも生誕年が違うという食い違いもある。片方に存在し、片方に存在しない人物もいる。 益子一族が数系統あり、養子に入り、跡目を継いだり、または統合されていた可能性もあるが、現在では特定できない。 本編では、可能な限り益子家の戦国時代を推測、考察し、当主列伝は二つに分けてそれぞれ記してみた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 戦国以前の益子家 |