飛山城へ行った!

ー第二回ー

その壱


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2006年3月18日。

飛山城史跡公園で、開園一周年を記念してイベントが開かれたので乱入してきた。
週間予報では雨が予想されていたが、われらが城に行くときは晴れと決まっている。…ので、天気の心配は全然していなかった。

当日はやっぱり晴れ。

今回は「あばらや」管理人・のりび!殿と落ち合い、打ち合わせをしてから登城。

12時頃に飛山歴史体験館の裏手に侵入成功。やはり人が多い。
歴史体験館の前の駐車場に出ると、そこはイベントコーナーで使われていた。

いきなり、キャノンの人たちにデジカメ写真を撮っていただいた。
わらわら人が寄ってくる。
一緒に写真撮影も頼まれる。
なんで?ひょっとして、わしら有名人?
地元のケーブルテレビも来ているようだ。
F1レーシングカーが置いてある!すんげー。
地震体験車もあったよ。
だが、もう12時なので、体験してる暇は無い。早く入城しなければ。

でも、なんでこんなイベントコーナーがあるのだ。飛山城に不似合い。
歴史的な事をもっとやったほうがいいと思うのだが。

お祭りのパンフレットをもらうと、そこには「きよはら武者行列」なるものがある!
「奴らと一戦交えましょう」
「全員、討ち取ってくれる」
我らは、きよはら武者たちを討ち果たすべく、飛山城内に攻め込む。どこにいるのか係員の方に尋ねると、今、巡回中だという。


見つけ次第、我らの武威を見せつけたるわい。
じゃあ、入城しましょう!

すでに鎧装着してました!!
着るのはお初なのじゃ。

思ったより軽くて小気味良いぞ!

左から、のりび!殿、上沢光綱、谷田部越後。

実は、飛山城に来る前に、のりび!殿の家にお邪魔して支度をしてきたのじゃ。飛山城に着いてから甲冑を着て、満を持しての乱入なり。
写真を撮られていたのは、そのため。

甲冑を持っていない上沢光綱と谷田部越後のために、のりび!殿が知人の方からわざわざ調達してくれた。はるばる静岡から送っていただいたという。
のりび!殿、ならびに貸していただいた方々、感謝いたします。

のりび!殿、出陣の図
あー、マジかっちょええ
甲冑は特注だそうで、渋いデザイン。
甲冑購入意欲がさらに増した。

のりび!殿「正面の門からではなく、土塁を登っていこう」
「土塁登り体験」の土塁に向かう途中のイベントコーナー脇を歩いていると、南蛮人が寄ってきたー!何奴じゃ。異国の剣を持ってる!

のりび!殿が、すかさず刀を抜いて応戦。
←戦国時代、堺の風景
その名も「パトリシア」。飛山城で踊りでも披露したのか?
頭に剣を載せて撮影。谷田部に刺さっておる。
上沢光綱、ちょっと引き気味。


土塁登るぞ。
武装してる人たちが登ってる
(態的)な光景だ。
あひゃ!?
謀叛じゃー!
何やっとる。

土塁を登っていると、子供たちに発見され、わらわら集まってきた。
弓やら軍配やら「貸して貸して」と群がってくる!
逃げろ!

馬出しを通って入城なり。
城内に入ると、思っていたより人が少ない…。

梅の花がきれいに咲いており、そこでは茶会が…。お琴の実演も。

…と思ったら、もうやってませんでした。お茶券を持っていれば飲めたらしいが、もう配り終わっていたのでダメでした。
まだ12時ちょい過ぎなのに。

うっぷん晴らし。
天に向かって弓引けーい!
北端の土塁上にて。
↑子供たちの追撃を振り切ったと思ったが、最後まで着いてきた二人。
こいつら、ずーっと着いてくる。
我らが不審者って事がわからないのかな?最近はぶっそうだというのに。

とりあえず、次の曲郭へ向かう。


すると、去年の「飛山城講演会」の折に城内を案内していただいた係員の方に会った。

「あれ?前にきましたよね。どこかで見たことあると思ったわ」

(しまった!前に来たことがバレた)

すると、子供たちに、

「鎧武者さんたちを案内してあげなさい。地元なんだから」

…とおっしゃていた。

地元の子たちらしい。城が遊び場なのかな。うらやましいなり。


復元建造物の所では人がたくさん。
やはり写真撮影を頼まれる。
上沢光綱 「鎧着てるとけっこう撮られますね」
のりび!殿「そうなんだよー」

作新大学のゼミ生が公開ゼミやってましたよ。こっち見て笑ってるぞ。
上沢光綱「かっこいいだろ。若者の間で流行ってんだぜ、このファッション」

その向こうでは、子供たちが昔ながらの駒や竹馬で遊んでいる。
なつかしい。


谷田部越後が竹馬やって、係員に止められてた。
谷田部「弓兵が竹馬やっちゃワリーのかよ!」

ところで、
きよはら武者行列がみつからない。
さては、我らの武威に恐れをなし逃げたか?


中央広場に出た。
ここは多目的広場で、のろし上げ実演や、いろいろな催し物をする場所でもある。お囃子がにぎやか。

すると、キャンギャルの娘たち発見!
何のコーナーをしているのかわからないが、いい足してんなー。
追いかけようとしたが、お囃子のおじさんや、子供たちにつかまってしまった。今度の包囲は厳しく、とても逃げられなかった。

 酔っ払いの、ひょっとこ爺さん。
この爺さん、屋台でぴーひゃらやって、酒飲んで、子供たちと戯れて…。
祭り関係ナシにすごく楽しんでいました。

「ひょとこ」をやっているらしく、踊る手つきが伊達ではない。すばらしい文化人だ。

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