緊急企画


多気山城へ行った!



多気山城攻め そのT

〜討伐勅令〜

去る12月某日(天皇誕生日)、管理人・上沢光綱は多気山城に向かった。テレビを見ていて、天皇陛下より多家山城討伐の勅令を承ったのだ。


よって

城攻めじゃ!!

この腐った社会をぶっ潰してやる!

ほら貝でメールをうち、出陣用意。


場所は 栃木県宇都宮市田下(多気)町。

多気山城である。


この城は、戦国時代まで宇都宮家の支城となっており、戦国後期には宇都宮から本拠の移転計画まであった。

見るからに巨大で、多気山城に向かってくるときに、車の中からその大きさに圧倒されていた。

マジででかいです。北関東最大の山城は煌々と聳え立っていました。


今日、一緒に行くことになっていた、江戸家中の筆頭家老・谷田部通胤のアホと、セブンイレブンで待ち合わせ。多気山城へはすぐソコです。

こいつは、常陸の江戸重通家臣と言い張っていて、歴史マニアの中でもかなりの変態の域に達する者じゃ。

それがしは、鹿沼から大谷街道をぶっとばして、セブンに15分でつきました。

セブンに猛スピードで突撃すると、いました。変態が。

谷田部通胤も、弓矢持って立ってました(汗)。遠目でみると、ほんとバカっぽいです。まあ、自分も車に弓を積んでるんですが…


ふと奴の持つバックに目をやると、なんと脇差が覗いてるぞ!

あぶねーコイツ!凶器を普通に持ち歩いてやがるぞアホが。あと、軍配も。


谷田部通胤曰く

「これは、プラスチックのおもちゃにアルミ箔を張ったやつで、刃もついてないから違法にはなりませんよ。」


…ま、まあ、そうなんだけど(汗)。


何事も無くそれら車に積んで、いざ多気山城へ!!ブロロロー

今日はちょっと寒いぞ。でも、山道歩くからどうせ暑くなるか。

つうかマジで弓引く気満々で、多気不動尊の赤鳥居をくぐる。

あ〜!会津に行った時、レプリカの刀買っとけばよかった!

…と、こんなトコで後悔するとは。マジ不覚です。

会津に行った時は使い道がわからないので買わなかったが「そうか、こういうところで使うんだな」とひらめいたのです。悔しい!(←違法じゃねーよな)


しょーがねー。

んじゃ、本日の武器は…

●弓(直心Uの並弓 14s)
●弓(重藤 13s)←弱いよコレ
●矢(14本、一本は何故か鏑矢)
●軍配
●脇差
●デジカメラ(充電不十分)

だな。これで多気山城落とすか。

鳥居をくぐり、急斜面を車でぐいぐい登り、途中の駐車場に駐車。

「ふふ、まんまと敵中の奥深くに入れたぞ」

さあ、出陣じゃ。



本日のメンツ

下野壬生家中・上沢光綱(鹿沼市在住)

常陸江戸家中・谷田部通胤(宇都宮市在住)


以上二名

合戦場 多気山城   寄せ手 兵2名

大将が二人です。配下はいないので、「かかれ〜!」と言っても、軍配を置いてから、自分で突撃していくしかないのです。

なんせ大将級の武将二人ですから。


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ここで今日、一緒にいる谷田部通胤を紹介。

常陸江戸家の家臣で、江戸ノ四殿筆頭家老。江戸通政の後見役も勤めた重臣。越後守中務大輔を名乗っていた。周辺豪族の争いに干渉し、江戸家の領土を広めた。外交、軍事と多岐にわたり江戸家を支えた。北条家への使者としても赴いている。歌舞いていない地味な前田利家といったところか。

1557年、宇都宮広綱の宇都宮城奪還戦の折、江戸家の軍勢を率いて、宇都宮方の援軍として谷田部通胤が来ている。宇都宮家とは浅からぬ仲なのだ。

今日一緒に来ている変態は、この谷田部家の出だと言い張ってやがる。それで通胤を名乗っているのだが、歴史マニアで、ド暇人間。

武術を会得している、現代にはおよそ意味の無い要素をふんだんに持った人物である。

この谷田部通胤は、管理人・上沢光綱の高校の後輩で、さらに大学までこのアホと一緒だった。

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多気不動尊へ通じる道からわき道に入り、わけのわからん山道をどんどん登る。ジグザグの山道を、さらに登る。

上沢光綱 「もう、疲れた」

谷田部通胤「はい、体力が持ちませぬ」

途中、多気山の傾斜に感嘆の声を上げながら、駆け上ること数分。

第一の虎口発見。

「どこでも弓張り〜」


さっそく弓を構え撮影開始!弓をギリギリ引き絞って…

上沢光綱「しね〜!」

谷田部通胤「とぉ〜りゃぁ!」

注意!矢は放ってません。↑は矢を弦につがえないで、手で持って構えてるだけです。良い子はマネしてはいけません。

上沢光綱は弓道歴11年、谷田部通胤は7年。これだけ長い年月やってるから矢を放たないのです。普通の人がやると間違って矢を放ってしまう恐れがあり、危険ですので絶対にやらないでください。


その場でバカポーズで撮影すること20分、後ろから人の気配が!振り返ると、下の山道に人が!こちらに向かっている。

人なんぞ絶対いないと思っていた私は、横の堀に隠れようとしたほどだ。

上沢光綱 「おい、誰か来るぞ」

谷田部通胤「え?やばい」

あわてて弓や軍配を隠そうとするが絶対無理!後方からナイスミドルな方が歩いてきて、見つかってしまった。しかたなく道具を全部出しっぱなしであいさつ。

「こんにちは〜(汗)」

すると、ナイスミドルもあいさつをかえしてきたが、視線は当然弓に向けられた。

「これ、弓ですか…?」

二人は冷や汗かきながら弓を説明。お兄さんが弓をやっておられる方で、弓に興味を持っておられたようでした。

すると、ナイスミドルの手元に多気山城の地図が握られている!

(…もしや、城好きか?)

上沢光綱  「これ、どこでコピーしたんですか」

ナイスミドル「本ですよ」

上沢光綱  「今って城のどこら辺ですか?」

「ここ」と説明していただき、ちょっと城やら弓についてお話しました。

ナイスミドル

「仲間が多気山城にきてるんです。もし上で会えたらまたお会いしましょう」

そう言うと、先に行かれました。

するとまたもやバカどもは撮影開始。約10分後、さらに士気が上がった我らはさらに先に進むことにした。

虎口を迂回して先に進むと、広い平面に出た。そこから奥を見ると、曲廓がある。しかも段々になっとるぞ!!すげ〜!

ここで我らの士気は急激に上がった!

必殺・一人川中島!!シャキ―ン

HITORI川中島!)

「攻撃開始のほら貝を吹け」
「武ラジャー!」






さらにヤバくなる多気山城攻め 其のU

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