うつのみや
さん





 むかし から うつのみや に すんでいた おとのさまで、とちぎけん に いた おとのさま の なかで いちばん おおきいよ。
 つよい けらい も たくさん いたけど、せんごくじだい の すこし まえから けらい と けんかが つづいて、ちょっと よわく なっちゃったんだ。

 なす の おとのさま や、おやま の おとのさま とも なかが わるくて、ずっと たたかっていたよ。


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おおきいのに けんか ばかり

 うつのみや の おとのさまと、けらい の「はが」は けんか ばかり。それが やっと おわった と おもったら、もっと たいへんな ことが おこったよ。

 なす の おとのさまと たたかいがあって、うつのみや のおとのさま「うつのみや ひさつな」は しんでしまったんだ。

 おしろ に のこされた おとのさまの わかぎみ「うつのみや ひろつな」が いたんだけど、けらい の「みぶ つなふさ」が うらぎって、うつのみや の おしろ から おいだされちゃったんだ。

 でも、「みぶ つなふさ」が しんだあと、うつのみや の けらいたち は、その こども「みぶ つなたけ」を せめたんだ。


1557ねん(せん ごひゃく ごじゅう なな ねん)のできごと

 やさしくて、かっこよくて、つよくて、あたま が とてもいい うつのみや の けらい「はが たかさだ」が がんばって おしろ を とりかえしたよ。

 このとき は まわり の くに も きょうりょく してくれたて、うつのみや の おとのさまは、うつのみや の おしろ に もどれたんだ。みんな で よってたかって せめたら、すぐに かったよ。よかったね。

 そのとき「みぶ つなたけ」は まえの ところに ぶっとばしたよ。いのち と、とち は たすけて やったんだ。

 そのあとは、さがみ(いま の かながわけん)の おとのさま「ほうじょう うじやす」がせめてきたので、たたかって いくんだ。


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うつのみや の けらい

おおすぎるので、おおきな けらい だけ おしえてあげるね。

・はが

・ましこ

・しおのや

・むも

・いまいずみ

・たこう

・にしかた

・みぶ

・きみじま

・かさま(いばらきけん)

※もっと た〜っくさん いるよ。とちぎけん で いちばん おおきな おとのさま だから、けらい の かずも すごいんだ。

 もっと しりたい おともだち は、おとうさん、おかあさんに きいてね。


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たこうじょうたたかい

 うつのみやおとのさま ところに、ほうじょうおとのさま(いまかながわけん)が せめてきたんだ。
 でも、うつのみや けらい たち きょうりょく して、「ほうじょう」を こねくりまわして おいかえしたよ。
 やったー!

1572ねん(せんごひゃくななじゅうねん)の できごと



 おやま おとのさま や、さの おとのさま は、「ほうじょう」に まけたけど、うつのみや おとのさま は がんばって まもっていたんだ。やっぱり つよかったんだね。

 あと、いばらきけん つよ〜い おとのさま「さたけ よししげ」とも きょうりょく していたから、「ほうじょう」を おいかえすことが できたんだ。


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うつのみや せんごくじだいがおわるまで

 「ほうじょう」の こうげき は、だんだん つよくなってきたので、まもるのが たいへん に なってきたんだ。

 おとのさま「うつのみや くにつな」は、うつのみや の おしろ よりも、もっと おおきな「たげやま じょう」に いどう したんだ。きたかんとう で いちばん おおきな おしろ だよ。

 こんなこと やっているうちに、「とよとみ ひでよし」が「ほうじょう」を やっつけて、にほんに へいわ が おとずれたんだ。これで せんごくじだい は おわり。うつのみや の おとのさま「うつのみや くにつな」も、「とよとみ ひでよし」の けらい に なったんだよ。
 おしまい。

 このあと どうなったか しりたい おともだちは、おとん、おかん に きいてね。えへへ。


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