西明寺城討伐




其の弐


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なんと、一般人にこの格好を見られたぞ。

警察に通報するんじゃねーぞ(怒)。
この神々しい姿のどこが悪い!


通報されてはまずいので、しゃーなしに、装備を外して、本丸をあとにして先に奥の郭へ行くことにした。
左側が本丸。堀に下りて見上げると高い。

いや〜、ほんと高いね。
益子勝宗のようなワルイ奴が改築すると、こうなっちゃうんだね。


あ!本丸が空いた!

はやく陣取れ!!!!!!!!!!!!!

本丸には岩がごろごろしている。

まあ普通、山には岩があるから、これを疑問にして書いてある城の本などは、山の知識が無いのかな?

うへへ、周りに人がいなくなったぞ。

本丸と二の丸を繋ぐ道。
この向こう側に、何かオーラを感じる…


まさか、益子兵の霊か?
鎌倉、南北朝、戦国時代と数々の合戦があったから、浮遊霊はたくさんいるはず。やばいな…

うわ!いた。直立不動で立つ足軽。
「上沢光綱です。家族連れを待ち伏せしてやる!」

「そしたら挟み撃ちにしましょう」

これで一家は逃げられないぜ。


「命が惜しけりゃ、金品を置いていきな」

↑こんなことやってる間に何組かの家族連れに遭遇し、また恥ずかしい目に…。弓持ってるのはいいんですけど、陣笠は無理がありますからね。子供に指差されるのはちょっと…

まあ、かまわないんですけどね!


もういい!ものども、行くぞ!


へい。
なんだ、谷田部?また名軍師きどりかな?



ここは、本丸の東部。突き出た箇所がある。

スペースが狭く、物見に使っていたかは不明。木を切れば、見晴らしは良いはず。ちなみに、この下にも郭があった。こちら側からの侵入はほとんど考えられないが、もし敵が攻めてきたら、この突出した部分から攻撃できる。


本丸をあとに、二の丸以下へ。

道や郭の形がクネクネしていて、とてもいやらしく、奇怪な城だと思いました。やっぱり、悪い人がつくるといやらしい城になるなぁ。

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