○○城(栃木県日光市)
栃木県日光市に、「城郭大系」や「栃木県の中世城館跡」には掲載されていない城があったので紹介する。 日光市は合併されて、とてつもなく大きくなった。ほとんどが山岳地帯。 その中の一筋の尾根に城跡があった。まだまだあるのかな…山が多すぎる。 色々調べきっていないので、スケッチ程度の画でアップ。
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縄張図(日光市の城)
主郭はやや細長い型で周囲には4筋の尾根が広がる。一方は裏山との間に堀切があり、他の3筋は腰曲輪や虎口が付属する。 主郭と背後の山との間に幅3m、高さ2mほどの堀切が1条ある。山側に電波施設のような建設物跡があるが、現在は取り壊されている。その上の山は自然地形である。
3筋の尾根にささやかな遺構がある。 ・(A)には虎口のようなものがあり、なだらかに下る尾根が伸びる。
・(B)の尾根には細く伸びた尾根の下に小規模な2段の曲輪がある。その下は急激に尾根が下っている。
・(C)の尾根は比較的大きめなスペースであるが、下から登ってくる道によって中心部が削られているなど後世の改変があるか。往時のままではないと思う。また、城の側面に竪堀のようなものがある。これは下から登る道にも見えるが、急すぎるため竪堀だろうか。
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この城について 規模は小さい。ほとんど単郭で、周囲に段曲輪などがある。 立地場所は極めて重要地である。とても見晴らしの良い好位置にある。
こんな規模では本格的な籠城戦はできないが、見張りとしては最適である。すんごい遠くまで見える! あと、周囲は崖のように急な斜面なので、少しなら持ちこたえる事はできるか??いや、裏山から攻められたら一発アウトです。 背後から攻められる前に逃げましょう。
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