下野推薦の歴史本




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管理人が読んだ本で、下野をはじめ、歴史を知るうえでお勧めの書籍を紹介します。以下のようなレイアウトで紹介していきます。

タイトル

著者
敬称略

時代

出版社

税込価格
(円)

解説文


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鹿沼の城と館

鹿沼市史編纂委員会

戦国前後

栃木県鹿沼市

絶版

鹿沼市史叢書の7巻。鹿沼市内で城館の可能性のある場所を調べ尽くした本。城跡訪問している人には、胸を張ってお勧めできる。城の豆知識から、城の絵図や関連文献などお得な情報満載で、A版138頁はお買い得。地方自治体は、有名な観光地でしか普通やらないので、かなり貴重な資料である。



下野黒羽藩主大関氏と史料保存

新井敦史

戦国〜江戸

随想舎

,940

資料研究。那須七騎の大関家について、史料をもとに研究している。戦国時代の大関高増の時代に始まり、江戸時代を中心とした内容。史料についての研究なので、非常に貴重。



下野軍記

島遼伍

平安〜江戸

随想舎

,300

戦国ものも多く収録している短編小説。著者は、栃木県の歴史もので有名な島遼伍氏。大名、武将クラスから、女性や農民を主人公としたいろいろな視点から楽しめる。藤原秀郷や芳賀高名という名将たちも登場。絶対必見。下野の面白みが増すこと間違いなし。



下野の戊辰戦争

大嶽浩良

幕末

下野新聞社

,100

カラー版図解。幕末の動乱を、カラー写真と文章でわかりやすく解説。栃木県は激戦区が多かったから見所は随所にあるが、戦死者の方を思うと悲しくなってくる。栃木県に住んでいれば、是非知っておきたい歴史である。



図説 日本戦陣作法辞典

笠間良彦

平安〜現代

柏書房

3,780

図説つき解説本。下野に限った本ではないが、合戦時の作法、様式、戦法など事細かく記されており、合戦を行う時には欠かせない本である。巻末には合戦用語集があり、一般知識として必要な言葉も充実している。



戦国のコミュニケーション
情報と通信

山田邦明

戦国時代

吉川弘文館

3,360

戦国時代における通信手段などを解説。書状、情報の収集などなど、戦国武将がいかに情報を得ていたかを見る事が出来る。また、外交の状況など興味深い内容が満載。



続下野の武将たち

日向野徳久
ほか

南北朝動乱
〜室町戦国

落合書店

,785

前作「下野の武将たち」の続編。著名な下野の武将を取り上げ、紹介する。地方史レベルなので、かなり深く解説している。何人かの著者が手分けして書いており、少々創作と思われる部分や、感性の違いは否めない。だが、戦国時代を知りたいならば、これは必見。



転生 那須与一

島遼伍

平安〜江戸

随想舎

1,890

歴史小説。約10年ぶりとなる渾身の作品。屋島の合戦で一躍有名になった若武者・那須与一の一途な恋物語。他、下野の動乱に生きた人々を描いた至宝の計5話。栃木県の秘話を存分に楽しめる一冊。



栃木県の歴史

安部昭ほか

旧石器〜現代

山川出版社

,995

県史全47巻のうちの9巻目が栃木県である。「栃木県の歴史」という本は昔からあったが、1998年に新たに新版として刊行されたもの。栃木県を知りたい人は、これを読んで、大まかな時代の流れを知っていただきたい。



栃木県の歴史散歩

栃木県の歴史散歩 編集委員会

原始〜現代

山川出版社

910

新全日本散歩シリーズ9巻目。地域別に名所が掲載されている。城跡、寺院、遺跡、博物館…歴史系を網羅する。栃木県内の散策や、名所めぐり、デートコース(少々問題アリ?)などのバイブルになることだろう。地図や、施設の問い合わせ先もある。



那須与一
上・下巻

谷恒生

平安〜鎌倉

河出書房新社

,600

長編小説。主人公は、扇の的で有名な「那須与一宗隆」。与一は優れた武将に成長し、近隣にその名は知れていた。源義経に仕え、平氏との戦いを描いていく。幻術師・鬼一法厳なども登場し、場を盛り上げる。



日本の中世4
女人、老人、子ども

田端泰子、細川涼一

鎌倉〜江戸

中央公論新社

2,520

日本の中世シリーズ全12巻の4作目。歴史において、あまり焦点の当たらない部分にスポットを当てている。中世での婚姻、女性の役割や、老後のこと、子供の教育方法や成長の過程など、興味深い研究がされている。



悲運の戦国武将たち 下野の動乱

大森隆司

戦国

下野新聞社

2,100

歴史小説。年代ごとに、各家ごとにわけて小説風に書いてある短編集。史実のはっきりしない下野を取り上げる事で、創作箇所が多いのは仕方ない。歴史からかけ離れていない程度の口語口調の読みやすさと、ドラマティックな描写で、読んでいて楽しい。



武士と荘園支配

服部英雄

平安〜江戸

山川出版社

840

日本史リブレットの24巻目。武士による荘園体制の中身を解説。市の開催、港、狩の場所・・・などなど。これを読めば、荘園経営の大変さが分かる。非常におもしろい。



歴史探訪
塩原の里物語

「塩原の里物語」編集委員会

古代〜明治

随想舎

1,000

島遼伍氏の監修。塩原地方の歴史、逸話、名所などを年代をおって紹介。地元の歴史を広めようとする努力に感激する。今後も、こういった本が各地域から発刊されていけば、後世に先人たちのすばらしい所業を残せるというものである。



和風住宅

伊澤和馬

鎌倉〜現代

新建新聞社

2,940

住宅の実例集。私が購入したのは2006年度版。一流建築士による和風住宅作品もあり。ほとんどカラーにも関わらず、この値段は安い。本格的な武家屋敷などを模索している人にお勧め。床の間、茶室、材質などの種類もあり、屋敷の普請に役立つ。




注意点
 当ページで紹介している文章は、管理人が感じたままに書いてあるので、紹介した書籍を購入し、思っていたものと違うといったクレームや責任は負いかねますので、ご了承ください。


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